若月圭太のアニメ映画感想ブログ

劇場版アニメ・アニメーション映画の感想を中心としたブログ

『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』感想 カズマさんモテ期入りました(本当)

この素晴らしい世界に祝福を! 5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!! (角川スニーカー文庫)
 


『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』本予告第1弾

 予告ではギャグっぽく描かれている「モテ期、入りました。」のシーン、実際このシーンは勘違いなのですが、原作では本エピソードのめぐみんを皮切りに、3人のヒロイン(なお、某駄女神はなお含まれない。)と次々にフラグを建てていくことになる、ターニングポイントとなるエピソードを映画化したのが本作『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』となります。

 今回は紅伝説のサブタイトルからも推察できるとおり、めぐみんの担当回ということで、最初から最後までめぐみんの魅力にあふれる作品となっています。

 

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夜めぐみん

 というわけでめぐみんです。今回一番重要なのはなんといっても紅魔の里における夜のめぐみんでしょう。なお、映画では原作とは異なりテレポートでオークのいる平原まで飛んでいるため、残念ながら野宿めぐみんはカットです。あと、安楽少女も。

 で、紅魔の里における夜のめぐみん、一日目、二日目と2回あるのですが、いずれもちゃんと原作通り可愛く描写されていました。特に二日目の添い寝めぐみんは必見です。

 一方で三日目の夜はまさかのカット、また、私の男発言もカットされてしまいました。その代わりといってはなんですが、本来スピンオフ小説の『この素晴らしい世界に爆焔を!』にしか登場しない制服めぐみんと制服ゆんゆんが登場しています。

 で、めぐみんと言えば爆裂魔法です。本作では5回爆裂魔法を打つシーンがありますが、いずれの爆発(ただし1回は不発)も気合の入った作画で魅せてくれます。

そのほかのみなさん

 アクアは今回活躍は少なめ、そして意外にもやらかしも少なめです。ただ、オークに襲われた後のカズマを慰める珍しく女神らしいアクアさんがよかったです。

 ダクネスも残念ながら今回は活躍少な目、原作ではあった謝ってのシーンでのメイド姿もカットされてしまいました。まあ、三期があれば彼女の当番回もあるのでそちらに期待しましょう。

 ゆんゆんは基本的に原作通りですが、オリジナルで『爆焔』のエピソード、ゆんゆんが上級魔法ではなく中級魔法を取得した理由が追加されています。ただ、冒頭のインパクトが強すぎてそのあとは何をやっても影がうすい印象になっているかも。

 最後に魔性の妹こめっこ、カズマがめぐみんの両親と話しているシーンの後ろで『小林さんちのメイドラゴン』のカンナみたくちょこまか動いてるのがかわいかったです。

 また、紅魔の里の観光部分がダイジェストになっていたため、この里のおかしさがあまり語られていないなとの印象を持ちました。

まとめ

 本作の鑑賞中は何度も観客から笑い声が起きていました。基本的に「このすば」ファンを対象とした作品なので初見の方には説明不足なところもある作品ですが、基本的に小難しいところのない、気楽に楽しめるエンタメ作品なので、映画にはテーマが必要とか考える方でなければお勧めの作品です。

作品紹介・あらすじ

 『この素晴らしい世界に祝福を!』は、暁なつめによるライトノベルを原作とするアニメシリーズで、これまでにテレビアニメが2期製作されています。

 本作『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』は、本シリーズ初の劇場版で、テレビアニメの続編として、原作の5巻にあたる部分がアニメ化されたものです。

 制作会社はテレビシリーズのスタジオディーンからJ.C.STAFFに変更されています。監督をテレビアニメ『東京レイヴンズ』の金﨑貴臣、脚本を『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』の上江洲誠、キャラクターデザインを『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』メインアニメーターの菊田幸一が、それぞれ本作のテレビシリーズから引き続き担当しています。

 声優は主人公のカズマを福島潤、アクアを雨宮天、めぐみんを高橋李依、ダクネスを茅野愛衣、ゆんゆんを豊崎愛生が担当しています。

 ある日のこと、ギルドに駆け込んできたゆんゆんがカズマ、アクア、めぐみん、ダクネスに向かって開口一番、

 「私、カズマさんの子供が欲しい!」

 聞けばゆんゆんとめぐみんの故郷の「紅魔の里」が現在魔王軍の襲撃をうけていること。将来、めぐみんの子供が伝説の勇者として魔王を倒すことが故郷からの手紙に記されているとのこと。

 だがすぐに、魔王軍の襲撃をうけていることは本当だが、勇者の件はでたらめだということが判明する。故郷を案じて里帰りすることにしたゆんゆん。彼女を追ってカズマ達もまた、紅魔の里に向かうこととなるのであった。

 

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