若月圭太のアニメ映画感想ブログ

劇場版アニメ・アニメーション映画の感想を中心としたブログ

おっさん『劇場版うたプリ』を観る『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』感想

  というわけで観てきました。筆者は『うたプリ』については1期の1話を見たぐらいでキャラクターに関する知識もほとんどない人間ですが意外と楽しめました。

 本作にストーリーは存在せず、映画1本まるごとライブという思い切った構成となっています。なので男性声優によるアイドルソングに抵抗が無いのであればこれを『うたプリ』の入門編としてまずは触れてみるのも良いかもしれません。ちなみに作中の観客の中には少ないながらも男性もいるようです。

 なお、本シリーズの主人公である七海春歌はエンディングで舞台袖にいるシーンが2カットほど描かれるのみで、セリフはありません。あしからず。

 

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鑑賞前

 普段は前が通路になっている列の真ん中あたりを取ることが多いのですが、今回はメインの女性客に遠慮して後ろの方の列の端の席をとりました。劇場は平日午前中の早い時間にも関わらずかなりの席が埋まっていました。

 本作には通常上映の他、マジLOVEライブ上映と呼ばれるいわゆる応援上映があるのですが、私が観たのは通常上映の方、さすがに応援上映に参加する勇気は持てませんでした。

本編

 本作はST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENSの3ユニットによる東京ドームらしき場所で行われている合同ライブの様子を描いたもので、ライブ前のPV、3ユニットそれぞれによるオープニング1曲、MC、コラボユニット6曲、コラボユニットによるMC、3ユニットそれぞれ1曲、MC、3ユニット合同によるエンディング曲、映画のエンディング、アンコール曲という流れで進みます。

ライブパフォーマンス

 ライブシーンは基本的にCGを使用しています。ライブパフォーマンスは良い意味でまとも、尻からはちみつを出したり、腹筋で剣を受け止めたり、相手のパフォーマンスに喘いだりすることもなく真っ当に格好いい曲で格好いいダンスパフォーマンスなので見やすいです。

 ライブ前半は次の曲のメンバーが一足先にMCを抜けたりとかなりリアルよりの演出、現実のライブでもお金と時間さえかければ再現できそうなライブシーンが続きます。一方、コラボユニット後半あたりから徐々にはっちゃけ始め、途中からはアムドライバーを始めたり、汽車が空を飛んだり、どう見ても東京ドームなのにドームの屋根が開いたりしていました。

 一つ残念だったのはクライマックスで汽車が会場内の空を駆け巡るというシーンは『キンプリ』ともろ被りだったので、もう少し別のアイデアが欲しかったところです。

MC

 これはまあ、それぞれのキャラクターに思い入れのあるファンであればテレビ4期までにいろいろあったのであろうことを思い出して感情移入できたのかとは思いますが、初見の身からするとMC長すぎ!オーディオコメンタリーでやれ!と多少考えてしまうのはやむをえないところです。

 あと、これは応援上映前提の作りだからなのでしょうが、アイドル達が何かしゃべるたびに観客の完成やら吐息やらが聞こえるのが正直うっとうしくて仕方なかったです。女性アイドルものだとMC中の観客の反応ってそこまで極端ではないような気がするんですけど女性ファンはああいう観客の声が入った方が好みなのでしょうか。

まとめ

 私たちが好きなアーティストにはまる場合は一般的にその人がどのような人生を歩んできたかを知ることによってではなく、その人の作品に触れることによってファンとしての第一歩を踏み出すことになります。

 本作はすでにテレビアニメ4期まで製作されていることもあり、興味があっても劇場版に手をだすことをためらっている方もいらっしゃると思われます。

 しかし、『うたプリ』に本作で初めて彼らの楽曲にふれて、それから彼らがどのような道を歩んできたかを知るという順番でもきっと全く問題はないはずです。

 『うたプリ』には関心があるが手をだすのは躊躇している。そんなあなたにこそ本作をおすすめします。

作品紹介

 アニメ『うたの☆プリンスさまっ♪』は、ブロッコリーの女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』を原作とするA-1 Pictures制作によるアニメシリーズで、これまでにテレビシリーズが4期製作されています。

 主要スタッフは原作が上松範康とブロッコリーの共同名義、総監督は4期の監督を務めた古田丈司が、監督は『名探偵コナン 紺青の青』の永岡智佳が担当している。キャラデザ周りは原案をテレビアニメ『アクエリオンEVOL』の倉花千夏、キャラクターデザイン・総作画監督をテレビアニメ『金色のコルダ』シリーズの藤岡真紀が務めています。

 

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